carpe diem

フランスに留学中。健康で文化的な生活を目指す。

誕生日とアクティブな遠足

今年の誕生日はたくさんの人にお祝いしてもらって幸せな一日だった。新しいフランス人の友達も出来たし(今度クラブに行く約束をした)、見た目で選んだワインは当たりだったし。先週まで死ぬほど落ち込んでいたのが嘘みたいに楽しく過ごしていた。

あまり難しく考えすぎないようにしようと思った。

現地の人と交流するようになって、もっと色んな会話がしたいという気持ちが強くなったので明日からの授業がんばるぞ~。

 

さてさて、本日は近くの街に遠足に行った。遠足と聞いたので、綺麗な場所でサンドイッチを食べるのかな?くらいの軽い気持ちで参加したら、とんでもないアクティビティに参加することになっていた。

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写真のような砂利道をただひたすら歩き続けること2時間強。日差しは強いし、空気は乾燥しているしで苦行以外のなにものでもなかった。日焼けもしたし。ショック。

お昼休憩の後に1時間くらい道路の脇を歩いた。途中、怖そうな見た目の若者に謎の液体の入ったペットボトルを投げられたのはびっくりした。彼にはスマホの画面がバキバキに割れる呪いをかけた。つらくも悲しくもないけど、ものを投げるのはやめてほしい。誰かに当たって怪我をしたらどうするのよ。

 

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途中で寄った街にあった門の装飾が素敵だった。作っているところを想像した。気の遠くなる作業だなと思う。

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今日の中で一番心が揺さぶられたのは美しい景色ではなくこの時だった。

左側にいる男の子が太鼓を叩きはじめると、中心の男性が周囲に手拍子をするように言って、周囲の人が少しずつそのリズムを刻み始める。盛り上がってきたころに中心の男性も自分の太鼓を叩いて、それに合わせて周りにいた人たちも銘々自分の楽器を鳴らし始めて最終的には通行人も巻き込んだ演奏になった。踊る人もいれば、手拍子をする人、ビデオ撮影をする人、いろんな人がいたけれど、みんな楽しそうに音楽に体を預けていた。人種も性別、年齢、そういうものは関係なかった。知らない人にものを投げられた後だったから、より一層この場面が印象的だった。

こういう言葉を使わない何かができる人はすごいなと思う。出来ないわたしは地道に言葉を覚えるしかない。